ひみつひみつのひなまつり
講談社
2015年2月発行

初めての作絵えほんです。

遠いむかし、わたしは壁と棚の隙間から小人が出てくるに違いないと、
ずっとその隙間を眺めているような子どもでした。
その思いがこの絵本に込められたのかもしれません。

ひみつひみつのひなまつり見開き

この絵本に登場するぬいぐるみは、私が実際に一緒に遊んでいた仲間で今でもうちにいる子もいます。オルゴールの曲が流れるとクルクル回るバレリーナも懐かしい思い出。またあの頃に戻ったような優しい時間の中で制作しました。
最後のページには、私が春の訪れを感じるひとつ、大好きな沈丁花の香りを添えました。